イタリア旅行に必要な簡単イタリア語集などを記載します
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Dizionario dell Viaggio Italiano


簡単イタリア語と生活用イタリア語教室です。


イタリア料理教室で解説するイタリア語の内容は、イタリア旅行をした時に少しでも安全で、尚且つ美味しい料理に巡り合う為の
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イタリア語の表面を47項目で簡単説明

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イタリア旅行に必要な簡単イタリア語集


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今回は、命令法です。

イタリア語の命令法とは、日本語と違い、必ずしも目上の人が目下の人に指示するだけではありません。
すみませんが、ちょっと待って下さい。と言うのもイタリア語では命令形を使います。
ですから、会話で命令形が無い会話はあり得ない位、使います。
そして、命令法を詳しく記載すると、膨大の言葉になってしまいますので、このページでのコンセプト上
複雑な命令形(命令形の代名詞の位置や再帰動詞の命令形などは記載を除きますので、詳しく知りたい方は本などを購入して下さい。)

さて、旅行に使う命令形について記載します。
まず、命令形にio 一人称はありません。自分に命令しないからです。
noi,voi は、直接法と同形です。どちらか区別できないので、イントーネーションか! を付けて区別します。
noi への命令形は、勧誘などを意味します。例えば Beviamo! 飲みましょう! (ちなみに直説法のBeviamo. は、わし達は、飲みます。)
Andiamo! 行きましょう! となります。
では、その方法は、1...動詞を命令形にする。2...不定詞のまま使う。3...動詞を使わず、形容詞や副詞や名詞のみで言いあらわす。
などがあります。例えば1の動詞の変化ですと、passare 通る、ですが、直接法ですと(tu 君)passi ですが、命令形だとpassa となります。
では、その変化と言うと、are動詞の場合は、(tu)(lui,lei,Lei)(loro) +a,+i,+ino と付け替えます。
ere動詞とire動詞は、+i,+a,+ano と付け替えます。
ire動詞のisci型は、+isci,+isca,+iscano となります。但しこれも不規則動詞がありますので注意して下さい。
これも不規則動詞は、理屈抜きで丸暗記するしかありません。
例えば、finire 終わる。の直接法は、(tu)finisci , 命令形は、finisci とtuの場合だけ同形です。ちなみに過去形は、finito です。
料理の終わりに店員さんに、finito? 終わった?などと言われます。これは、お皿を、かたずけても良い?と聞いています。
こんな時は、finito! と言えばかたずけてくれますよ。
命令法を使わない言葉もあります。 Vieni qui. ここに来なさい。ですが、Vieni qui,per favore? ここに来てくねる?
Potoresti vinire qui? できたらここに来て? なんて言います。
よくイタリアで犬の散歩をしている人が犬に向かって、Subito Qua! と言っていることを見かけます。
早くここにおいで! なんて言います。 今度ワンちゃんを飼っている人は、散歩中 Subito qua! なんて言ってみましょう。
さて、元にもどりましょう。2の不定詞のまま使うですが、Rispondere alle seguenti domande. 次の質問に答えて下さい。
などと言います。 料理レシピなどでは、Cuocere coperto per 3 ore. 蓋をして3時間煮込んで下さい。となります。
3の形容詞や名詞ですが、例えば厨房の中でシェフがPentla. と言えば、鍋!となります。
Un caffe'! と言えば、コーヒーを! となります。 Zitti! は、静かにしなさい! Attenzione! は、気を付けて! となります。
また、注意するのは、否定の命令は、tu のみが変則的となりますので注意を。
Non mangiare la mela. りんごを食べるな! ですが、lei,voi,noiは、Non mangi la mela. となります。
最後にSenti,Senta. は、すみません。ですが、これも命令形です。
イタリア語の命令形と日本語の命令形とは、ちょっと違いますね。
興味のある人は、イタリア語の本でもっと調べてみて下さい。


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